ビジネスというのは、一言で言うと簡単なものですが、この基本となるものはいったい何なのでしょうか。
まず、当たり前のことと言える基本原則ができていない会社が多いと思われます。
会社のトップが、忙しい、人がいない、業界が特殊だからと言い訳をすることが多いです。
この基本原則と言うものについて触れてみましょう。

継続は力なり

巷では、営業に関する情報がとても多いのですが、そこには即効性をウリにした言葉が多く飛び交っています。
例えば、1日30分で2か月後には成果が出ると言ったものです。
継続してこその成果が出ると言った言葉はそこにはなく、理由としてそれでは売ることができないというところがあるのです。

当然すぐに結果が出た方がいいに決まっているわけですが、トップセールスマンのセミナーに参加してすぐに結果が出せる人はどのくらいいるのでしょう。
実際にセミナーに参加してから少しの間はモチベーションも高まるのですが、それも長続きはしませんし、結果が出るわけでもありません。
優秀な営業マンとそうでない営業マンとの差は、ずばりセンスともう少しの頑張りなのです。

てっとり早く儲ける方法などどこにもありませんから、このもう少しの頑張りを言いかえると、仕組みを作るための努力、これを行うということです。
業務手順を文章に落とし、それができるまで繰り返すという訳です。
精神的な頑張りではなく、こうしたやるべきことを忠実にこなすことがビジネスの基本として求められるのです。

プロダクト・アウト、マーケット・イン

多くの企業は、自社における販売や生産計画に基づき、プロダクト・アウトと呼ばれる方法をとってきました。
良いものを創れば売れるという、売り手市場の製品を開発してきましたが、海外では苦戦を強いられてるところがあります。
その要因は様々ですが、そのうちのひとつは日本製品の過剰な品質であると言われているのです。
それから、製品を作ってから売り方を決めるという、マスマーケティングの発想にも要因があるとされています。

プロダクト・アウトとは相反する言葉として、マーケット・インという言葉があるのですが、これは、たくさん売るから確実に売るという考え方が基にあります。
消費者のニーズを十分に調査した上での製品・サービスづくりをおこない、それを市場に出すという考え方です。

マーケティングには、これ以外にも、市場の細分化によって販売先を絞り込む、ターゲットマーケティングというものもあります。
また、顧客一人ひとりに対して焦点を当てるというOne to Oneマーケティングというものもあります。
これは、顧客との長期的な関係作りを目指したもので、各顧客のニーズに合った商品やサービスの提供を行うと言うものです。

ただし、基本は「自社を選んでもらうための違いをどこに見出すか」というところにあります。
ここを抜きにしてはどのようなマーケティング手法を用いても成果を上げることは難しいでしょう。

卵をひとつの皿に盛らない

会社経営において大事なことは、売り上げを出すことではなく会社をつぶさないことです。
イギリスでの格言のひとつに、卵をひとつの皿に盛るなというものがあります。

会社経営において大事なことは、売り上げを出すことではなく会社をつぶさないことです。
イギリスでの格言のひとつに、「卵をひとつの皿に盛るな」という言葉があります。

卵5つと盛りつけ用のお皿を1枚用意したとして、ここに5つの卵すべてを盛りつけたとしましょう。
この時に、万が一お皿を落としてしまったら、卵がすべて割れて台無しになってしまいます。
お皿を分けて盛りつけをしていればこのような大きな被害を受けずに済んだはずです。

これをビジネスに置き換えると、会社の運命をひとつの取引先、あるいは商品に依存することはするべきではないと言うことです。
得意先がいつ手のひらを返すかも分かりませんし、時には不当な要求も飲まなくてはならないかもしれないからです。
商品においても、同じものがいつまでも売れ続けるとは限りませんし、ニーズが変化するのも当たり前と思っておかなければなりません。

ひとつの商品が売れ続けてしまうと、次の商品開発を怠る経営者もいるわけで、一品依存という体制も出来上がってしまうわけです。
一品依存や単品経営は、売り上げ減に対する安全装置が無いこと、ニーズの変化に対して無防備になってしまうことが大きな問題になります。
大事なことは、主力製品のライフサイクルがいつなくなってもいいように、次の商品を出すための戦略を考えておくことが大切になります。