良い商品=売れている商品ではない

地方に旅行に行ったときによく遭遇するのがいわゆる「ご当地グルメ」です。
最近はB級グルメ選手権といったイベントが開催されるようになったのでそうした隠れた名産品が日の目を見ることも多くなりましたが、それまでは「富士宮焼きそば」や「門司港カレー」といったものは現地で生活している人なら当然に知っていても全国ほとんどの人が知らない食べ物でした。

そうしたご当地限定のグルメというのはそこでしか食べられないという限定品としての魅力がありますが、一方で「もっと知名度が高くなれば売り上げが上がるのに」というふうに思ってしまうような製品も多くあります。

商売の世界においては「良いものは残る、悪いものは淘汰される」という漠然とした認識が持たれていますが、残念ながら必ずしも良いものだけが多くの人に支持されるというわけではありません。
売れる商品というのはそこそこの満足度があり、かつ安く、手軽に手に入れることができるものなのです。

もし「よい商品なのにどうして売れないのかわからない」という悩みを持っているなら、商品の魅力をうまく世の中に伝えきれていないということを疑うべきです。

良い商品を良く見せるのが販売戦略

良い商品なのにどうして売れないかというと、それはずばり「良さをうまく伝える人がいないから」です。
日本人の職人気質の人から聞かれる「良いものを作ればきっと見る人が見てくれる」というのは残念ながら需要が落ち込んでいる現在においては正しくはありません。

世の中の購買意欲が十分に強いならば買いたいという人が探しに来てくれる可能性はありますが、現在の状況では売りたい方が積極的にアピールしに行かなければ「じゃあ買ってみようかな」という気持ちになってくれることはありません。

自社製品の良さを伝えるためにはまず「誰に」「どういったシチュエーションで」「どう使うとよいか」ということを明確を示す必要があります。
言いかえれば、よりよく良さをわかってくれる人に訴求をしていくということです。